...
モノクローム残像

動けないほどの冷たい形、昔の思い出。
死んだ記憶を振り絞るように。

綺麗な夢の中で一瞬よぎる何かが君の影だと気づくのは夜明けの頃。

透き通る風になりたい 僕は貴方の背を撫でる風になりたい
君がずっと前を向いて歩けるように空気になりたい
貴方の体に含まれる無機質な希望になりたい
体に染み付けた香り、僕の体をしばりつけるように
存在する香り、どうか僕をきつく抱きしめていて

言葉として成り立たせる夢 ずっと浮かんでこない水
触れるだけの優しさ 淋しいことも思い出せない昨日
あてのない旅の彼方 今、紡ぐことの許されし時間
君となら行ける きっとこのまっすぐな
寂しさの向こうの見えない場所

失われる基地の地図は僕らの居場所を無くして
きみだけの心を壊して白に消される灰になる
銃をもって立ち上がる きっと宣戦布告の幕開けとなる
その両腕のサイン 振り返りはしない、それがキミの命に繋がるから

ハルシオンの夢見る言葉、キイテミテと告げる天使のキスは氷砂糖。
地球の裏側へと駆け抜けぬ閃光のように、キラメイテと笑う神様。
アンブレラの名の下に降り立つ幾つもの残酷な神々の爪先。
キイテミテと告げる天使のキスは氷砂糖、真っ赤な死体の上で踊る悪魔



(C)AKITOLET 2008-2009. All Rights Reserved.